かつ消えかつ結ブログ

日々、ポッと浮かんだ考え事を書く遊び場。哲学風味。

2019-01-01から1年間の記事一覧

シャイボーイと結婚

ぼくの友達に、シャイボーイがいる。 あるとき彼が恋愛関係で落ち込んでいて、女性と話すことを慣れさせるために(なんか偉そうだが)ガールズバーにいったことがある。 そこでぼくは驚愕した。 女性と話しているときの彼は、ぼくの知っている彼ではなかった…

拘束について 良い拘束と悪い拘束

ふつう、拘束は否定的な意味でとらえられる。 社会人にとっては、仕事が終わらない、でも締め切りがある、上司の圧力もある、そんなときに、自分の席に拘束される。 子供にとっては、それは危ないから、宿題が終わっていないからといって、親から拘束を受け…

仕事は「区切る」からダメになる?

夏休みの宿題は最後の日にまとめてやる。仕事の納期も、締め切り間近になってようやくやる。 それは、人間のひとつのあるべき姿だと思う。 一方で、管理職というか、合理的に、効率的に進めたい人にとっては、それでは困る、という話になる。 実際、前もって…

本がおもしろい

最近、本を読むのが面白い。読みたい本がいっぱいある。 地理の本とか、政治の本とか、人類学の本とか、アニメの本とか。 今は本を読むことで、自分の世界認識が深まっていく感覚がある。 昔は義務感で読んでいたことはあるが、それとは全然違う経験になって…

過去の人間関係から考える、仕事の選び方

社会は人と人との関係で成り立っていて、仕事はそこから生まれる。 だから、仕事とは、人と「どう」関わるか、とイコールなのかもしれない。 そう考えると、仕事の選び方に仮説を立てられる。 つまり、人との関わり方において、自分はどういう立ち位置が気持…

身銭を切る、人の金で買う 体験の違い

「参考書を買うときに、会社の金で買うな、という意見もあるけれど、身銭を切ったときと何が違うのか。同じである」 誰かがそんなことを言っていた。 え?そうなのかな?と思って1ヶ月くらい考えていたけれど。 僕の結論。 ・得られる物質は同じだけど、体験…

下り坂の社会を肯定するための「大義名分」

「持続可能性」「サスティナブル」という言葉が流行っている。 地球温暖化や、プラスチックといった環境問題。それを何とかしましょう、うちの会社は何とかしようとしています、という意思表示として、この言葉は使われる。 これに関して、ちょっと思いつき…

自分祭りとエネルギー

会社の先輩に、自分祭りが大好きな人がいる。 自分のすごさを内外にアピールし、それをエネルギーに変えていく。 しかしその一環として、人を軽んじる言動も目立つ。自分のすごさをアピールするには、人を貶めるのが一番ラクだから。 その槍玉に上がるのは、…

「コンテンツ」って言葉が嫌いだ

ぼくは、コンテンツって言葉が嫌いだ。そう感じている人も、もしかしたら少なくないと思う。 でも、なぜ嫌いなのかは、なかなか言語化しにくいことだった。今回、それについて、そこそこな仮説が立てられたので記しておきたい。 まず、コンテンツって言葉が…

「電車で化粧」とイライラの原因

朝、電車で隣に座った女性が化粧をしていた。それ自体は、今となっては珍しい光景ではない。 しかし、その人は化粧に20分かけ、ボトルタイプのコーヒーを飲み、お菓子までを食べていた。そこまでする人はなかなかいない。 さて、その人を観察しながら、この…

甲斐がない、と、やる気は出ない

ぼくは元来、コミュニケーションを端折ってしまうのだけれど、当然ながら、それだと、うまくいかないな、と身に染みて感じている。 例えば仕事で言えば、先方に何らかの仕事を頼んだとする。 さて、アウトプットが出てきた。どれどれ。うわあ。ボロボロじゃ…

「モノ消費からコト消費へ」って本当か? 新人さんを観察して思うこと

今、日本では消費が落ち込んでいる。 それに対して「モノ消費からコト消費へ移った」とか言われたりする。 でも、これって本当だろうか? ぼくの周囲の新人さんたちは、やたら参考書を買い込む。 ぼくは社会人10年目くらいだけど、1年目、2年目の新人さんに…

「SHIFT:イノベーションの作法」は常人でも再現できるのか

濱口秀司さんの「SHIFT:イノベーションの作法」を読んでいるんだけど、「むむっ!これ、常人にはできなくないか?」という感じがしてきた。まだ序盤。 濱口さん曰く、アイデア出しの前に、 ・「バイアスの構造を見定めて、モデルをつくること」 が大事で、…

濱口秀司さんが、スゴイ

最近、というかここしばらく、元任天堂社長の岩田聡さんの残した文章を読み漁っている。主に糸井重里さんの「ほぼ日」に乗っているものを愛読しているのだけれど、先月かな?、ほぼ日が岩田さんの本を出した。 その名も「岩田さん」。 そして、この本を出し…

ビジネス書に対するモヤモヤの正体

ビジネス書って、なんか軽んじられているし、嫌われている。 そんな印象があるのはぼくだけじゃないと思う。 たぶんそれは、「根拠」が弱い分野を取り扱っているからだと思う。 マネジメントとか、金融とか、経済とか、マーケティングとか、リーダーシップと…

「想像力が足りない」という指摘に欠けているもの

「想像力が足りない」って言われると、「えっ。そうかな…」と落ち込んでしまう。 素直な人ほど、自分に自信がない人ほど、そうなる傾向があると思う。 でもよくよく考えてみると、「想像力が足りない」って指摘はなんか、変じゃないか? 「想像力」ってなん…

ゲームにすれば、何でもたのしい

子供の頃、おかしな遊びをしていた。 歩道にはタイルが敷き詰められていて、その中にポツリ、ポツリと一定間隔で、違った柄のパネルがはめ込まれていた。 そのパネルを踏むと、ぼくはパネル特有の「超能力」を使えるようになる。そういう設定だった。 水っぽ…

「手書き」が結局、最強な気がする

今考えている企画が煮詰まってしまって、どうしたもんかと「手書き」で思うことを書き出してみたら結構進んだ。 結局、「手書き」が最強なんじゃなかろうか。 それまではテキストエディターやエクセルで企画をまとめようとしていたけれど、どうもまとまらな…

RPAとかBIについて覚え書き

RPA=アプリ間連携BI=データ分析 雑だけど、だいたいこんな理解でいいのではないか。 そして、これらに共通するのは「ユーザーフレンドリー」であること。 つまり、本来的にはRPAとBIでできることはすべてプログラミング(VBAやSQL)で行えるけれど、それだ…

ヤマテンさんのブログが面白い

blog.goo.ne.jp 山の天気について調べていく中で出会ったのが、ヤマテンさんのブログ。 これがすごく面白い! このブログでは「観天望気講座」なる記事がかれこれ139回(2019/8/30現在)も続けられていて、しかも内容が高度なのにわかりやすい。 解説方式は…

「内」の基準でなにごとも決めたい

常識とかルールとか、そういう「外」の基準じゃなくて、「内」の基準でなにごとも決めたい。 最近、切にそう思っている。 外の基準ってのは、自分がどうこう思っているのとは関係なくて、思考を止めてエイヤッって枠にはめること。 そうすると、その判断に自…

引用の「出所の明示」について、覚え書き

引用についていろいろ調べてみたので、自分が覚えておくための覚え書き記事です。法の解釈が間違っているかもしれませんのでご了承ください。 まず、引用の「条件」については、諸Webサイトにてわかりやすく紹介されているので、それを参照されたし(参考:h…

酒飲みとエネルギー

酒飲みの人にはある特徴があると思っている。それはズバリ、「エネルギーが余っている」という特徴だ。 順を追って説明しよう。 人はみな、一定時間で「処理できる情報量」があるとしよう。 その情報量は疲れていると減るし、元気なときは増える。決して一定…

YouTuberから考える 広告収益モデルとコンテンツ

YouTuberという「仕事」がある。何やら儲かっているらしい。 けれど、ぼくは見ていない。なぜなら「内容が薄い」から。 この原因はなんだろう、と考えたところ、結局は「広告」という収益モデルだと自然とそうなっていくのだろう、という結論に達した。 広告…

NHKの「のぞき見ドキュメント 100カメ」が面白い

昨日、NHKで「のぞき見ドキュメント 100カメ」という番組がやっていた。 とある会社にカメラを100台固定してその日常をのぞき見る、というコンセプトのもの。 「分断」された世の中では、ほかの人がどう生きているのかが見えなくなっている。だから「のぞき…

誉め言葉を、素直に受け取れない

ある打ち合わせがあり、その用意した資料が「他の人より丁寧」だと言われた。 そのとき。 ・いやいや、ほんとに?(疑) という反応をしている自分に気づいた。 もちろん、うれしいのはうれしい。 自信のない自分にとっては、誉め言葉は、まさに求めていたも…

投資は悪か? シンプルに考えてみる

アエラに、晴海フラッグに群がる投資家の記事が出ていた。 それを読んでいて「投資は悪なのでは?」と感じたので深堀りして考えてみたい。 まず、投資とは何か? 辞書には「利益を見込んで資金を出すこと」(デイリーコンサイス国語辞典より)とある。 ここ…

受け止めてから、話す

「ほめてから、叱る」というノウハウがあるけれど、この本質的なことは、「(相手を)受け止めてから、話す」ということなんじゃないかなあ。 人ってやっぱり、他人の言うことなんか聞きたくないわけで。 だから何か言われると、 ・こいつはわかってない み…

「はたらきたい」と思う一つのきっかけ

お盆で帰省しておりまして、ある状況になったときに自然と「はたらきたい」と思った、という出来事がありました。 なるほど、人が「はたらきたい」と思うのは、こういうときなんだなとしみじみ感じたので記事に残しておきます。 「はたらきたい」と思った状…

雨の生成過程に見る、人間の独占的成長のしくみ

雲には同程度の大きさの雨粒が存在しているものの、それらが集まる「きっかけ」がなければ、大きな雨粒にはならないらしい。 そして、そのきっかけとは何かというと、 ・雨粒を構成する物質(海塩粒子)の差・水と氷の、飽和水蒸気圧の差 にあるようだ。 こ…