「SHIFT:イノベーションの作法」は常人でも再現できるのか
濱口秀司さんの「SHIFT:イノベーションの作法」を読んでいるんだけど、「むむっ!これ、常人にはできなくないか?」という感じがしてきた。まだ序盤。
濱口さん曰く、アイデア出しの前に、
・「バイアスの構造を見定めて、モデルをつくること」
が大事で、そこに時間をかけている、とのこと。
確かに構造が大事だというのはわかる。論文集の中で示されている構造は実に明解で、「なるほど!」となるものばかりだ。
しかし、「構造が見いだせれば」の話である。
自分事として、ある企画の構造を考えてみたのだが、これがなかなか難しい。
というのは、どういう「軸」を選択して構造化すればいいかが、非常に悩ましいからだ。
構造が決まればそこからの強制発想は、まあある程度可能かなと思うが、構造が決まらない。
読み進めているのはまだ序盤なので、後ろで言及されている可能性もあるが、、期待できないだろう。
これが「論文集であって、本ではない(文章だけでは伝わらない)」と公言するのもよくわかった。
ただ、いいヒントになるのは確か。
この、穴だらけの「虎の巻」を、自分で埋めようではないか。
(ほぼ日の、濱口さん記事にそんな話が出ていたので、それに重ねて)