「タバコを吸う若者」に見る共通項 エネルギーの行き先について
タバコを吸う若い人が少なくなって、
でも、少ないとはいえ一定数いるわけだ。
そして、身の回りの彼らを見渡すと、
そこにはある共通項が見いだせる気がしたので、少し書いてみる。
(ぼくもその一員として)
結論から言うと、彼らの共通項は、
・エネルギー量が多く、それがうまく外に発散できていない人
なのではないかと。
ぼくは、人はそれぞれエネルギー量を持っていると思っていて、
それには、普通、多い、すごく多い、といったパターンがある。
一方で、今現在の仕事やプライベートの状況によって、
エネルギーの消費量が決まってくるわけだけど、
エネルギー量の多い人の方が、人より使わなきゃいけない分、エネルギーを余らせてしまうことが多い。
この行き所を失ったエネルギーはろくでもない方向に行くもので、
自分の「外」に行けば、買い物大好き、アルコール大好きなどに、
自分の「内」に行けば、考えすぎて鬱になったり、他人をやけに攻撃したりするようになる。
そしてタバコもこの一種であって、
「内」向きのエネルギーによる自傷行為なのではないか、というのがぼくの仮説である。
ここでいう自傷行為は、
「タバコが体に悪いからあえてやる」という直接的なものではなくて、
タバコを吸うことによって「社会的に攻撃されやすい存在になる」という関節的なもののこと。
社会や身の回りの人から攻撃されること(間接的な自傷行為)によって、余ったエネルギーを消費しようとしているのではないか、という意味である。
そう考えれば、昔から不良少年がタバコを吸うのも、
エネルギーが余ってることが原因、で解釈できるんじゃないかなあ。
逆に言えば、エネルギーが余ってることのサインでもあって、
エネルギーを余らず注げる別の対象が見つかれば、
タバコを吸う必要はなくなってくるのかもしれない。
いや、若い頃のエネルギー量は膨大だから、余らせてしまう人も100%出てくるだろう。