かつ消えかつ結ブログ

日々、ポッと浮かんだ考え事を書く遊び場。哲学風味。

「信じる」の基準ってなんだろう 外の基準と内の基準

神様を信じるだとか、目の前の相手を信じるだとか、提出された企画を信じるだとか。 人間生きていれば何かを信じる/信じないという選択を迫られるときがある。 そのときに人は、何を根拠に信じるんだろう、とすこし考えた。 根拠にはふたつあると思う。「外…

「タバコを吸う若者」に見る共通項 エネルギーの行き先について

タバコを吸う若い人が少なくなって、でも、少ないとはいえ一定数いるわけだ。 そして、身の回りの彼らを見渡すと、そこにはある共通項が見いだせる気がしたので、少し書いてみる。(ぼくもその一員として) 結論から言うと、彼らの共通項は、 ・エネルギー量…

言葉ってムズカシイ 相反するものが同居する

さっきトイレに行ったときにふと、ぼくは間違っていない、と思った。 すると、すぐさまそれを否定し、「じゃああなたは、間違ったことをしたことがないのですか?」と語り掛けるもう一人の自分が出てくる。 人間は間違えるものでしょ?と。 それはそうだ。ま…

「理屈」は役に立つ? 軽視される前提条件

川上量夫さんがNスペあたりで「理屈を信じている」と言っていた気がする。理屈は、論理、ロジックと言い換えてもいいだろう。 要するに、AゆえにB、BゆえにCというように、①定義を積み重ねていくことで、②単一の答えを生み出し、かつ③正当性を保証するもので…

求められるのは正攻法か、裏道か 朝の通勤電車で思うこと

最近、電車で本を読む人が増えてきた感じがする。 これには2つの要因があって、ひとつは、スマホで得られる情報(ニュース)なり楽しみ(ゲーム)の質が落ちてきて、ユーザー側も飽きてきたこと。 もうひとつは、家庭経済的な意味で、「このままじゃヤバイ」…

モウセンゴケ属の輸入 失敗談

モウセンゴケの輸入に失敗した。いろいろ調べて、忘れてしまうのがもったいないので、記録として残しておく。 ●輸入開始 チェコのBCP(http://www.bestcarnivorousplants.net/)にて、食虫植物の種子を注文&植物検疫証明書を付けてで輸入。そのうち2点、Dro…

シャイボーイと結婚

ぼくの友達に、シャイボーイがいる。 あるとき彼が恋愛関係で落ち込んでいて、女性と話すことを慣れさせるために(なんか偉そうだが)ガールズバーにいったことがある。 そこでぼくは驚愕した。 女性と話しているときの彼は、ぼくの知っている彼ではなかった…

拘束について 良い拘束と悪い拘束

ふつう、拘束は否定的な意味でとらえられる。 社会人にとっては、仕事が終わらない、でも締め切りがある、上司の圧力もある、そんなときに、自分の席に拘束される。 子供にとっては、それは危ないから、宿題が終わっていないからといって、親から拘束を受け…

仕事は「区切る」からダメになる?

夏休みの宿題は最後の日にまとめてやる。仕事の納期も、締め切り間近になってようやくやる。 それは、人間のひとつのあるべき姿だと思う。 一方で、管理職というか、合理的に、効率的に進めたい人にとっては、それでは困る、という話になる。 実際、前もって…

本がおもしろい

最近、本を読むのが面白い。読みたい本がいっぱいある。 地理の本とか、政治の本とか、人類学の本とか、アニメの本とか。 今は本を読むことで、自分の世界認識が深まっていく感覚がある。 昔は義務感で読んでいたことはあるが、それとは全然違う経験になって…

過去の人間関係から考える、仕事の選び方

社会は人と人との関係で成り立っていて、仕事はそこから生まれる。 だから、仕事とは、人と「どう」関わるか、とイコールなのかもしれない。 そう考えると、仕事の選び方に仮説を立てられる。 つまり、人との関わり方において、自分はどういう立ち位置が気持…

身銭を切る、人の金で買う 体験の違い

「参考書を買うときに、会社の金で買うな、という意見もあるけれど、身銭を切ったときと何が違うのか。同じである」 誰かがそんなことを言っていた。 え?そうなのかな?と思って1ヶ月くらい考えていたけれど。 僕の結論。 ・得られる物質は同じだけど、体験…

下り坂の社会を肯定するための「大義名分」

「持続可能性」「サスティナブル」という言葉が流行っている。 地球温暖化や、プラスチックといった環境問題。それを何とかしましょう、うちの会社は何とかしようとしています、という意思表示として、この言葉は使われる。 これに関して、ちょっと思いつき…

自分祭りとエネルギー

会社の先輩に、自分祭りが大好きな人がいる。 自分のすごさを内外にアピールし、それをエネルギーに変えていく。 しかしその一環として、人を軽んじる言動も目立つ。自分のすごさをアピールするには、人を貶めるのが一番ラクだから。 その槍玉に上がるのは、…

「コンテンツ」って言葉が嫌いだ

ぼくは、コンテンツって言葉が嫌いだ。そう感じている人も、もしかしたら少なくないと思う。 でも、なぜ嫌いなのかは、なかなか言語化しにくいことだった。今回、それについて、そこそこな仮説が立てられたので記しておきたい。 まず、コンテンツって言葉が…

「電車で化粧」とイライラの原因

朝、電車で隣に座った女性が化粧をしていた。それ自体は、今となっては珍しい光景ではない。 しかし、その人は化粧に20分かけ、ボトルタイプのコーヒーを飲み、お菓子までを食べていた。そこまでする人はなかなかいない。 さて、その人を観察しながら、この…

甲斐がない、と、やる気は出ない

ぼくは元来、コミュニケーションを端折ってしまうのだけれど、当然ながら、それだと、うまくいかないな、と身に染みて感じている。 例えば仕事で言えば、先方に何らかの仕事を頼んだとする。 さて、アウトプットが出てきた。どれどれ。うわあ。ボロボロじゃ…

「モノ消費からコト消費へ」って本当か? 新人さんを観察して思うこと

今、日本では消費が落ち込んでいる。 それに対して「モノ消費からコト消費へ移った」とか言われたりする。 でも、これって本当だろうか? ぼくの周囲の新人さんたちは、やたら参考書を買い込む。 ぼくは社会人10年目くらいだけど、1年目、2年目の新人さんに…

「SHIFT:イノベーションの作法」は常人でも再現できるのか

濱口秀司さんの「SHIFT:イノベーションの作法」を読んでいるんだけど、「むむっ!これ、常人にはできなくないか?」という感じがしてきた。まだ序盤。 濱口さん曰く、アイデア出しの前に、 ・「バイアスの構造を見定めて、モデルをつくること」 が大事で、…

濱口秀司さんが、スゴイ

最近、というかここしばらく、元任天堂社長の岩田聡さんの残した文章を読み漁っている。主に糸井重里さんの「ほぼ日」に乗っているものを愛読しているのだけれど、先月かな?、ほぼ日が岩田さんの本を出した。 その名も「岩田さん」。 そして、この本を出し…

ビジネス書に対するモヤモヤの正体

ビジネス書って、なんか軽んじられているし、嫌われている。 そんな印象があるのはぼくだけじゃないと思う。 たぶんそれは、「根拠」が弱い分野を取り扱っているからだと思う。 マネジメントとか、金融とか、経済とか、マーケティングとか、リーダーシップと…

「想像力が足りない」という指摘に欠けているもの

「想像力が足りない」って言われると、「えっ。そうかな…」と落ち込んでしまう。 素直な人ほど、自分に自信がない人ほど、そうなる傾向があると思う。 でもよくよく考えてみると、「想像力が足りない」って指摘はなんか、変じゃないか? 「想像力」ってなん…

ゲームにすれば、何でもたのしい

子供の頃、おかしな遊びをしていた。 歩道にはタイルが敷き詰められていて、その中にポツリ、ポツリと一定間隔で、違った柄のパネルがはめ込まれていた。 そのパネルを踏むと、ぼくはパネル特有の「超能力」を使えるようになる。そういう設定だった。 水っぽ…

「手書き」が結局、最強な気がする

今考えている企画が煮詰まってしまって、どうしたもんかと「手書き」で思うことを書き出してみたら結構進んだ。 結局、「手書き」が最強なんじゃなかろうか。 それまではテキストエディターやエクセルで企画をまとめようとしていたけれど、どうもまとまらな…

RPAとかBIについて覚え書き

RPA=アプリ間連携BI=データ分析 雑だけど、だいたいこんな理解でいいのではないか。 そして、これらに共通するのは「ユーザーフレンドリー」であること。 つまり、本来的にはRPAとBIでできることはすべてプログラミング(VBAやSQL)で行えるけれど、それだ…

ヤマテンさんのブログが面白い

blog.goo.ne.jp 山の天気について調べていく中で出会ったのが、ヤマテンさんのブログ。 これがすごく面白い! このブログでは「観天望気講座」なる記事がかれこれ139回(2019/8/30現在)も続けられていて、しかも内容が高度なのにわかりやすい。 解説方式は…

「内」の基準でなにごとも決めたい

常識とかルールとか、そういう「外」の基準じゃなくて、「内」の基準でなにごとも決めたい。 最近、切にそう思っている。 外の基準ってのは、自分がどうこう思っているのとは関係なくて、思考を止めてエイヤッって枠にはめること。 そうすると、その判断に自…

引用の「出所の明示」について、覚え書き

引用についていろいろ調べてみたので、自分が覚えておくための覚え書き記事です。法の解釈が間違っているかもしれませんのでご了承ください。 まず、引用の「条件」については、諸Webサイトにてわかりやすく紹介されているので、それを参照されたし(参考:h…

酒飲みとエネルギー

酒飲みの人にはある特徴があると思っている。それはズバリ、「エネルギーが余っている」という特徴だ。 順を追って説明しよう。 人はみな、一定時間で「処理できる情報量」があるとしよう。 その情報量は疲れていると減るし、元気なときは増える。決して一定…

YouTuberから考える 広告収益モデルとコンテンツ

YouTuberという「仕事」がある。何やら儲かっているらしい。 けれど、ぼくは見ていない。なぜなら「内容が薄い」から。 この原因はなんだろう、と考えたところ、結局は「広告」という収益モデルだと自然とそうなっていくのだろう、という結論に達した。 広告…