かつ消えかつ結ブログ

日々、ポッと浮かんだ考え事を書く遊び場。哲学風味。

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

芸術ってなんだろう 人のつながりを生み出す技術

「芸術」はArtの訳とされる。Artとは「技術」のこと。例えば「リベラルアーツ」の直訳は「自由のための技術」で、転じて「教養」の意味が当てられている。 「芸術家」という言葉はどうだろう。芸術は技術のことであるので「技術屋」と言い換えることができる…

「呪い」は人と人との「間」にある

ぼくは呪いを信じている。 でもぼくの信じている呪いは、「脳波が飛んでいって相手に災難が起こる」だとか、「丑三つ時に藁人形に釘を刺すと相手に災難が起こる」だとか、そういう類のものではない。(これらをまったく信じていないわけではないけれど。) …

発達障害と処方箋

発達障害というのは何ともあいまいな気分の言葉だなあと思うけれど、細分化すると以下のものを含むらしい。 ・自閉スペクトラム症(ASD)・注意欠陥・多動性障害(ADHD)・学習障害(LD) こちらもあいまいと言えばあいまいだが、一応、病院で「診断名」とし…

いい写真ってなんだろう 価値は「被写体」にあるか「表現」にあるか

写真のSNS、インスタグラムが全盛だ。 なんで写真周辺がこんなにも盛り上がっているのだろう。 ・デジタルカメラが安くなり、普及したから?・スマートフォンのカメラ性能が上がったから?・ネット回線が太くなり、画像のやり取りが用意になったから? 写真…

不安を感じている人がやるべきこと

不安を解消する方法は、インターネットの中をいくら探しても見つからない。 なぜなら、寄って立つべき立脚点(=正しさを保証する価値基準。コミュニティによって支えられていた)は崩壊してしまったから。そして、今もまだコミュニティが持つ古い価値基準に…

このブログの目的 何度目かの再認識

ブログをアップするという行為は、以下のことを目的としている。 ・誰かの目に触れる可能性があるから、一応読めるものを書こう →記事の品質向上・万が一バズる可能性があるから、日記じゃなくてWebに出そう →お金への卑しい執着 記事の品質向上という目的に…

生存戦略としての「井の中の蛙」

現代は、情報があふれにあふれている高度情報社会。 その兆しは20世紀後半からあった。出版文化によって徐々に情報は増えてきた。しかし、それを爆発させたのはインターネットだった。 そんな状況の中で、情報が増えすぎてみんな困っている、みたいな話がよ…

下り坂の社会で起きる、足場がぐらつく不安

日本の社会は下り坂だ。そのこと自体は、もう当たり前のことだと受け取られている。そんな中、私たちが感じる不安とは何なのか。それを考えてみたい。 不安の原因=先行き不透明+足場のぐらつき 不安の原因の一つは、日本がこれからどうなっていくのか、そ…

合成の壺とインターネット

風来のシレンという神ゲーの中に、合成の壺というアイテムがある。合成の壺は武器や防具に対して使うもので、例えば複数の武器を中に入れると、それぞれの武器の特徴を受け継いだ一つの強い武器ができるというもの。 今回、何が言いたいのかというと以下の通…

「自信がない」の原因は「取材不足」にある

『日本語の作文技術』(本田勝一)にこんな話がある。 ・説得力ある文章のためにはどうしても取材(調査活動)が必要になってくる。(中略)取材が十分にできていれば、文章は多少は下手でも事実の持つ迫力で強く訴えることができるが、不十分なときはいくら…

『日本語の作文技術』 文章力アップにつながる国語の基礎力

「これでいいのだろうか」と不安ながらに文章を書くことはストレスだ。なんでだ、なんでだ、と思いつつそのままにしていたが、たまたま『日本語の作文技術』という本に出会った。 日本語を書くのに必要なのは国語力である。この本でそれがわかった。「なんと…

「自分を見失う」とは何か その3 自我の受け皿としてのオンラインサロン

その2の続き。 「自分を見失う」とは何か その2 自我の復権 共同体が機能しなくなったために、婚姻率が下がり、自分で自分をアピールする必要が出てきた。それが、自我がうるさくなってきた理由とした。 さて、今回は共同体のカタチの変化を書こうと思う。 …

「自分を見失う」とは何か その2 自我の復権

その1の続き。 「自分を見失う」とは何か その1 共同体と個人 「自分を見失う」とは、共同体と自我(個人)の戦いに、個人が敗れた状態ではないか。それが前回の結論であった。 共同体と個人の対立。それはよくある話、というか人間は何かしらのコミュニティ…

「自分を見失う」とは何か その1 共同体と個人

社会に出る年齢になると、ほとんどの人は会社なり、なんらかの共同体に入ることになる。そこで仕事のイロハを教わっていくわけだけど、そのうち「自分を見失うから辞めたい」という人が出てきたりする。辞めたい、とまではいかなくても、なんとなくつらい、…

iPad(第六世代)をLINE Payで買った

ついに、iPadを買った。買ってしまった。 絵を描きたい、仕事の企画を考えるときのメモ帳にしたい、写真の編集もiPadなら楽か、とか思い、1か月前くらいから、じわじわ欲しいゲージが上がっていた。 そんななか、いいタイミングで来たのがLINE Payのpayトク…

『熊が人を襲うとき』から読む熊対策

先日、熊に出会った記事を書き、「対策をしないと」と買った本がこれだ。 簡潔に言えば、失礼ながら読みにくいと感じるものの、役に立つ内容が存分に詰まった本だ。熊にいかにして襲われ、どのような対処が有効か。そもそも熊とはどういう動物か。 登山が趣…

山里亮太と蒼井優の結婚 グロテスクな内面と対面する

「山里亮太と蒼井優が結婚」 めざましテレビから流れるそのニュースで、私は目が覚めた。 「そんなバカな」 あまりにも衝撃的だった。 「何かがおかしい」 ドッキリか何かか?夢を見ているのか? 頭は混乱したが、どうやら事実だった。 ぼくはこのように、結…

キングダム 面白くてためになる、マンガ復権の兆し

昼休み、積読してしまったアエラを読んでいたら、マンガの「キングダム」が面白い切り口で取り上げられていた。 それが何かと言うと、「ビジネスマン需要」だ。 ビジネスマンが、主人公やその他多種多様な人物に「共感」できるということらしい。 例えば、 …