酒飲みとエネルギー
酒飲みの人にはある特徴があると思っている。
それはズバリ、「エネルギーが余っている」という特徴だ。
順を追って説明しよう。
人はみな、一定時間で「処理できる情報量」があるとしよう。
その情報量は疲れていると減るし、元気なときは増える。
決して一定ではない。
そして一方で、「周囲から受け取る情報量」がある。
仕事でもプライベートでも、人はみな、なんらかのインプットがあってそれを処理しながら生きている。
そしてこの2つが釣り合っているときが理想的な状態であり、ストレスもなく、うまくいっている状態だと思う。
しかし、上記2つの情報量は普通に崩れるものだ。
例えば、「処理できる情報量」に対して「周囲から受け取る情報量」が少なくなれば、エネルギーが余っている状態となる。
余ったエネルギーというものは、あんまりよいものではないと思う。
それは悪さをすることが普通で、例えば自分の内面に向かうことで鬱になったり、他者への攻撃となったりする性質を持つ。
だから余らせないことが大事だと思うわけだが、このときに使われるのが「酒」というアイテムなんだと思う。
酒は「酔う」という作用で、自分の「処理できる情報量」を減らすことができる。
すると、「周囲から受け取る情報量」が少なくても釣り合うようになり、余計なエネルギーが生じないようになる。
だから、酒飲みの人は「処理できる情報量」が多い人なんじゃないか。
人と同じくらいのインプット量では物足りないにも関わ
らず、それに自分で気づいていない。もしくは、怠惰によってインプットを怠っている人。
そのどちらかなんじゃないかと思う。