答えの出てないものを書くのは止めよう
文章を書き始めて、しかし途中でまとまらなくなるときがある。
それはきっと、「答えが出せていないから」なんだろうなと思う。
書きたいことはあるんだけど、「これだ!」という答えが出ていないとき。
冷静に考えれば、書き始めるには時期尚早だとわかる。
なぜならゴールがぼんやりとしか見えていないから。
途中で遭難するに決まっている。
でも、そもそも答えが出せないのはなぜか、と考えると、
多くの場合、そもそもの「材料が足りていない」んだと思う。
いろんな材料があって、それを俯瞰するからこそ、
ああ、これとこれがこう関係しているから、こういう答えが出るんだな、
と分かる。
よく机の前でウンウン悩んでいる人がいるけれど(ボクだ)、
材料が足りていないのだから、悩んだって解決するわけがないのだ。
また、材料が足りているのにうまくいかない場合もあると思う。
どこかの記事で、
「プロジェクトがうまくいかないのは、誰かが嘘をついているときだ」
という宮本茂さんの言葉を紹介していた。
嘘とは悪意ではないらしく、「誤解」という意味らしいが、
言うなれば、材料が欠陥品だったということ。
そういう場合は確かに、材料が足りていても答えが出ないこともあるだろう。
ということで、
答えの出てないものを書くのは止めよう。