NHKの「のぞき見ドキュメント 100カメ」が面白い
昨日、NHKで「のぞき見ドキュメント 100カメ」という番組がやっていた。
とある会社にカメラを100台固定してその日常をのぞき見る、というコンセプトのもの。
「分断」された世の中では、ほかの人がどう生きているのかが見えなくなっている。
だから「のぞき見」というコンセプトは非常に面白い。
ぼくもつくづく「人がどうやって仕事し、生活しているのか見てみたい!」と思っていたので、非常にタイムリーな企画だったと思う。
番組内容もおもしろい。
ただ、理想を言えば、もっと踏み込んでほしかった。
どこにか、と言えば「パソコンの中身」だ。
機密情報の塊だから無理、とか、プライバシーの塊だから無理、とかいうご指摘はもちろんあるだろう。
けれど、例えば昔は「紙」でいろいろな情報が置いてあって、
その中には、他の人が見れるものもあったはず。
そしてそれには、「その人の思考錯誤」が刻まれていて、より具体的に、「その人がどう考えて生きて、仕事をしているのか」が見て取れるものなはずだ。
今はそれが全部、パソコンの中に入ってしまった。
誰にも見れなくなってしまった。
ぼくはココに、世代間の格差や経験値移譲の困難さが見て取れる気がしている。
ぜひココも「のぞき見」したい。