かつ消えかつ結ブログ

日々、ポッと浮かんだ考え事を書く遊び場。哲学風味。

受け止めてから、話す

「ほめてから、叱る」というノウハウがあるけれど、
この本質的なことは、「(相手を)受け止めてから、話す」ということなんじゃないかなあ。

人ってやっぱり、他人の言うことなんか聞きたくないわけで。

だから何か言われると、

・こいつはわかってない

みたいな反発がどうしても先にきちゃう。


そこでいかに反発を食らわずに、自分の意見を伝えるかというと、

・あなたはこういう考えなんですね。なるほど。一理ある。

というように、「相手を認める」ことが必要なのではないかと。


それはただ「ほめる」ということではない。

言葉だけ「ほめ」ていても、「相手を認める」ということとは大きな隔たりがあるのだ。

小手先のテクニックとしての「ほめる」ではなくて、相手のことをきちんと考えて「受け止める」。

そうやって相手の心を開いてから、ようやく自分の意見を言えるようになるわけである。

もちろんただ「ほめる」より大変だけど、相手を受け止めることをしなければ、「ほめる」ことなんか意味はない。