かつ消えかつ結ブログ

日々、ポッと浮かんだ考え事を書く遊び場。哲学風味。

去勢され、周りに合わせていくのが普通

物心がついてきて、小学四年生くらいになると人は社会と出会う。

そして周りと自分の違いを認識して、「あれ?俺おかしいのかな?」とか思って、周りに合わせていく(個人より社会が優位になる)。

その結果、「自分の感覚」が死んでいく。

たぶん、これが普通なんだと思う。

人間は一人では生きていけないので(本当の意味で)、社会との衝突は避けられないのだから。

 

ごく一部のものすごく優秀な人、もしくは頭のネジが飛んでいる人は、この去勢を受けずに大人になり、ものすごく成功するか、ものすごく失敗するかのどちらかになる。

なので去勢とは、社会で平均値的に生きていくためには、まあ悪くない行いなのだと思う。

 

今、「熱狂」が時代のキーワードになっている中で、熱狂できるのは「自分の感覚」を残している人たちではないか。

でも、普通の人はそれが残っていない(と思う)。

ではどうするか。

「自分の感覚」を再発見しつつ、自分の能力(得意なこと)を見極めつつ、社会との落としどころを探す、というところだろうか。