宝くじ 「妄想」を楽しむ商品
先ほど、サマージャンボ宝くじを買っってきた。
ついに億万長者になってしまうのか…、当たったら家を買おう。
とか、そんなことを妄想してしまうが、その楽しみこそが宝くじの商品価値だと思う。
妄想の楽しさがあるから、みんなほぼほぼ当たるはずのない宝くじを買うわけで、毎度毎度、懲りずに買って、「今回はダメだった…、運がなかった…」とか残念がるわけである。残念がること、それ自体も楽しい。
なのである意味、お金は当たらなくとも元は取れていると言うことができる。
すごい商品だ、宝くじは。
ちなみに、「妄想」は商品にとって大事なものだったりする。
例えば服を買うときには、それを着たときの自分を想像しながら選ぶ。
似合う、似合わないというのはもちろんだが、着ると気分が上がるだとか、人にどう思われそうだとかを考える。
そんな「妄想」こそが、服選びには必要不可欠である。
「これを買うと、幸せになれる」という妄想があるから、商品は買われる。
宝くじは、「妄想」を商品としたものの究極系と言えるだろう。