股間がかゆくて眠れない話
夏場は股間(正確にいうと、ちんこ)がムレる。ムレるとカユくなる。かく。痛くなる。眠れない。
この苦しみは、ぼくだけのものじゃないはずだ。
ぼくはかれこれ20年近く、この苦しみと付き合ってきた。それがどれだけつらいかわかっているから、なるべく重症化しないように「かゆくてもかかない」ことを頑張ってきた。
でも今年は残念ながら重症化してしまった。油断した。
ということで、ぼくの経験をもとに、重症化してしまったときの対策をまとめておこうと思う。
対策① キレイにする
お風呂でキレイに洗うこと。これが第一歩である。
しかし、同じ苦しみを味わったことがある人ならば、こう思うだろう。
「洗うことでかさぶた的なものを取ってしまうと、いつまで経っても治らないのでは?」
それはある程度正しいと思う。実際、場合によりけりで、「触るだけで痛い」という裂傷になってしまっている場合は、取らない方が基本的にはよい。だが、これには別のリスクが伴う。
つまり、洗わずにそのままにしておくことで、「就寝中、無意識のうちにかきむしってしまうこと」のリスクである。
就寝中は汗をかきやすい。ということは、股間もムレやすく、かゆくなりやすいということを意味する。
ちんこかゆい病(名付けるならば)を治す最大のハードルとは、就寝中のかきむしりなのだ。朝起きて血だらけ&ヒリヒリというつらさは、味わった人にしかわからない。
それを避けるための対策が「キレイにする」ことなので、洗うときもかきむしりに注意して、きちんと垢を落とすことが大事。
お湯を使って洗うとかゆみが増すので、水で洗うことをおすすめする。
対策② 乾燥させる
かゆみの主原因はムレだから、ムレをなくせばかゆみが収まる可能性が高い。
だから、「ゆるい服を着て(全裸でも可)」「うちわで股間を仰ぎ」、乾燥させること。
特にお風呂あがりは体温が上がっており、ムレやすい。念入りに股間を仰ぎ、乾燥させよう。
対策③ 冷やす
かゆみを抑える方法として、「冷やす」ことはかなり強力な手段だ。
保冷剤をもらったら、必ず冷凍庫にストックしておこう。冷え冷えのそいつを股間に当てる。
ここで注意したいのは、長く使うと保冷剤の周りに水滴が結露してきて、それがまたムレの原因になる。だから、長く使わないか、タオルを薄く巻いて使うことがおすすめ。
タオルを厚く巻いてしまうと冷えが弱まるので、かゆみを抑える効果が出ない。気を付けよう。
対策④ 体を冷やして寝る
前述の通り、「就寝中のかきむしり」が、治療における最大のハードルだ。ここの対策は欠かせない。
その対策はズバリ、体を物理的に冷やすことだ。
冷房があればガンガンに利かすこと。電気代は気にしてはいけない。ちんこのほうが大事だ。
ただし、同居人がいる場合はその手は使えない。その場合は、保冷剤をタオルで厚めに巻き、首に当てて寝るのがよい。冷たすぎるな、と感じたら凍傷の危険があるかもしれないので、感覚を頼りにちょうどいいところを見つけてほしい。
以上が、ちんこかゆい病に対するぼくの対策です。
なお、これら対策の運用は自己責任にてお願いします。