贈り物がうまく回す
お中元、お歳暮、結婚祝い、内祝いなどなど。日本には贈り物の文化があります。
しかしながら私、そんな文化は何のその。
もらったらもらいっぱなし。お返しという発想も常識もなく、これまで生きてきてしまった私であります。しかし、奥さんが贈り物の名手でありまして。
相手に祝い事があれば当然贈り物をする。逆に贈られたらきちんとお返しする。贈り物文化の形式を守るのはもちろん、いかに相手を喜ばせられる贈り物を選ぶか。それに命をかけているといっても過言ではありません。
昨日、体育会TVにて錦織圭が出ておりまして、そこでサプライズがありました。サプライズ=贈り物とさせていただきますが。
錦織圭はシンガーソングライター安藤裕子さんの曲が好きなようで。番組収録後に、突然本人の曲を聴ける機会を、番組側が作ったのでした。
錦織は感涙。番組への感謝を述べます。
下世話な話、番組側としては、錦織にまた出てもらうために、喜ばせたい気持ちはあったでしょう。
しかしながら、この贈り物は、視聴者も含めて、みんなが幸せになれる。
これが贈り物の真髄なんじゃないか、と思うわけです。
相手を喜ばせるために頑張る。
相手は喜び、感謝をもらう。
周りもほっこりする。
ポジティブな感情の動きしかない。
贈り物と言えばレヴィ=ストロース(らしい)。勉強不足なので、まずは野生の思考を読みたい。